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312円を3か月で250万円にした後見業務(2) 債務判明 さすガっス‼


翌日、再度銀行へゆき、通帳記帳してもらうように頼みました。


そして、その日のミッションは、大家さんと話をすること。


大家さんが被後見人のことを包括に通報してくれたのがこの事件の端緒になってますからね。


本人あての郵便物から、債務が明らかに!


312円しかないのに、何とかできるのでしょうか……


312円を3か月で250万円にした後見業務


(1) 初めての後見人


(3)後見人就任の届出


目次

記帳ができない……

翌日、再度銀行へゆき、窓口で通帳記帳してもらうよう頼みました。

少し時間がかかったものの対応はしてもらえました。

しかし、対応は意外なもので、

「通帳に紛失届が出されていたため、記帳できない」

とのことでした。

――紛失届?じいさんが肌身離さずずっと持ってたんやろ?そやのに、誰が届けんねん?

まさかの返事に当惑しながらも、どうすれば記帳できるのか尋ねてみたところ、

「成年後見人の届出をしていただければ、記帳できるのですが」

とのこと。

記帳はできる、とわかって少し安心しました。成年後見人の届出はしますからね。

ただし、登記事項証明書をまだ入手できていないので、記帳までしばらくかかりそうです。

ということで、ほとんど無駄足でした……。

失意に打ちひしがれながら、帰途につきました。

本人宅にて

銀行からの帰途、被後見人の自宅に寄りました。

郵便物に、とんでもないものが⁉

本人あての郵便物

銀行からの帰途、被後見人の自宅に寄りました。

玄関の戸の上に氏名が書かれた木札があったので、さほど迷わずにたどり着けました。

昔の文化住宅あるいは長屋といった感じです。

本人から鍵を借りていないので、前面の外観だけで、中がどうなっているかまではわかりません。

ポストにたまっていた郵便物をごっそり持ち帰りました。

戻ってから落ち着いて郵便物を見てみることにしました。

半分くらいは、ビラとかでした……。

本人あての郵便物は、電気・ガス・水道の未払分の請求書がけっこうありましたが、サラ金とかの請求書はありませんでした。

――とりあえずひと安心やな……

って思ったら、郵便物の不在連絡票を発見‼

――どこからやろ?

おそるおそる差出人をみたところ……

簡裁からの郵便

差出人は、なんと、

"簡易裁判所"

って書いてあるぢゃ、あ~りませんか‼

あわてて簡易裁判所に電話しましたよ。

とっくに受取期間が経過しているから放っておいてもよさそうやけど、被後見人の財産にかかわるんでね。

裁判所の人に、不在連絡票が入っていたこと、本人が半年前から施設にいて不在であり、自分が後見人に就任したことなどを伝え、どんな書類を送ったのかダメもとで訊いてみました。

裁判所も表立っては答えられないけど、ここだけの話、ということで教えてくれました。

□□病院が、〇〇万円の入院代の支払を求める支払督促を申し立てたそうです。

「どうしたらよいでしょうか?」

裁判所の人がいうには、

「債権者の出方次第やからね」

とのこと。

そりゃあそうですよね。債務者側からは、動きようもない。

仮執行宣言が付いてないなら、また書類がくるかもしれません。

そしたら、本人に聞いてみて、ってなるんかな。

建前としては、知らなかった体で通すしかなさそうです。

それにしても、病院に世話になっておきながら治療代を踏み倒すなんて……

大家さんとの会話

次に、大家さんに電話しました。

事情を説明して、家賃の未払い額をたずねたところ、

「未払いが3か月分あるけど、施設に行ってからの方がちゃんと毎月引き落としされてて助かってるんですよ」

と、怒ってるどころか安心した感じの口調が返ってきました。

要は、カラ家賃を払っているんですね。それなら、大家さんとしては助かってるはずです。

――とはいえ、いつまでもカラ家賃払い続けるわけにはいかへんな。

話しながら、そう思っていたら、

「住まはらへんのやったら、解約した方がいいのにね」

と、意外なことを話されました。

大家さん側からすれば、

――住んでなくても毎月きちんと家賃を払ってくれているのならとても助かるわ。

というのが本音のはずなのに、こんなことを仰るのですから、いい人なんでしょうね。

まあ、住まなければ住まいが傷みますからね。

――大家さんが契約解除に問題ないのであれば、今後やりやすそうやな。

そんないい感触が残りました。

大家さんと話をして、ひと安心。

未払家賃額もはっきりしましたからね。

とにかく、大家さんがいい方でよかったです。

債務額が明らかに

次は、水道光熱費の未払い額です。

水道は市が経営しているから、事情を話せば、

「ハガキ送ります」

ですみましたが、電気とガスは大変でした。

どちらも"お客様コールセンター"に電話をかけたけど、何度かけてもまったくつながらず。

何日もかけて何度か根気よくかけたら、電力会社にはつながりました。

が、ガス会社にはつながりません。

メールで訊いてみましたが、何日経っても応答なし。

腐らずに続け、1週間くらいでようやく電話できました。

両社とも、なかなか債権額を教えてくれないんですね。

教えてくれなければ払わなければいいんでしょうけど。

住んでない時のものなんやさかい、私人なら踏み倒すやろうけど、後見人はマズいでしょう。

1人でもそうすると、丁寧に仕事をされている他の司法書士後見人に迷惑をかけるんでね。

粘った末にようやく教えてくれました。

忘れた頃に、ガス会社からメールが返ってきました。

"個々の請求に関わるお問合せにつきましては、

当お問合せフォームでの対応はお受けできません。"

予想を超えてけんもほろろな対応、さすガっス‼

電気・ガス自由化の時代、連絡してもつながらないとこと契約しない方がいいのでは?

これで、被後見人の債務がすべて明らかになりました。

預金が312円しかないのに、何とかできるのでしょうか……

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